【パリ=三井美奈】スペイン紙ムンドなどによると、マドリードのウクライナ大使館で11月30日、届いた手紙が爆発し、男性職員1人が手に軽傷を負った。手紙爆弾は武器会社や空軍の基地にも相次いで届き、警察が捜査を開始した。
大使館に届いた手紙は、駐スペインのウクライナ大使が宛先になっており、職員が封書を開けようとした際に爆発したという。
武器会社は北東部サラゴサにあり、30日に封書が届いたが、社員が不審物として警察に通報した。同社は、スペインがウクライナに提供した武器の設計、製造を担っているという。
空軍基地はマドリード郊外にあり、手紙は12月1日、基地に届いた郵送物の中から見つかった。開封されておらず、負傷者はいないという。警察は3件の関連を調べている。