中国の宇宙ステーションに有人船ドッキング 飛行士が乗り移れば〝完成〟

有人宇宙船「神舟15号」を搭載して発射されるロケット「長征2号F遥15」=29日、中国・酒泉衛星発射センター(新華社=共同)
有人宇宙船「神舟15号」を搭載して発射されるロケット「長征2号F遥15」=29日、中国・酒泉衛星発射センター(新華社=共同)

中国が29日深夜(日本時間30日未明)に打ち上げた有人宇宙船「神舟15号」は30日、中国が独自に建設してきた宇宙ステーション「天宮」にドッキングした。国営メディアが伝えた。飛行士が予定通り乗り移ることができれば、天宮は実質的に完成したことになる。習近平指導部は「自主技術」によるステーションだと強調し、宇宙開発の実力向上を誇示している。

神舟15号は中国北西部の酒泉衛星発射センターから、ロケット「長征2号F遥15」に搭載して発射した。3人の飛行士が搭乗。天宮には別の3人が6月から滞在しており、今回の3人と合流して作業を引き継いでから地球に帰還する。宇宙空間での要員交代は中国にとって初めてとなる。

ステーションは飛行士の居住エリアを含む中核部分と、二つの実験施設で構成。さらに有人宇宙船や貨物運搬用の宇宙船が連結できるようになっている。中国は「自国の知的財産権を使い、鍵となる重要技術をものにした。核心的な部品の国産化率は100%に達している」と主張している。(共同)

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