【ドーハ=川峯千尋】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、1次リーグE組の日本は12月1日午後10時(日本時間同2日午前4時)から、強豪スペインとの最終戦を迎える。日本代表の森保監督は30日、記者会見し、勝てば1次リーグ突破、負ければ敗退が決まる大一番について「プレッシャーはない。あるとすれば自分たちの力を発揮できるか。世界の強豪と真剣勝負で戦うことを幸せと思って臨みたい」と笑顔を見せた。
前日29日の練習では、左太もも裏に痛みを抱えるDF酒井(浦和)と右膝痛のMF遠藤(シュツットガルト)が別メニュー調整となった。森保監督は「酒井が出れるかどうか。明日の試合に向けて、酒井以外は全員練習できるかな」と述べ、スペイン戦での酒井の欠場を示唆した。
会見では、初戦で優勝経験国のドイツに勝利しながら、2戦目でコスタリカに敗れ国内で批判が渦巻いていることについても質問が飛んだ。
同席したGK権田(清水)は「これから先もいい時は称賛され、ダメな時は批判されるのはしようがない。天気と一緒でストレスに感じても仕方ない」と受け止め、スペイン戦については「相手がどこだろうが、選手は『俺らが目指すところに行くには勝たなきゃいけない』と話している。難しい相手、世界的にも強い相手だが、全てをぶつけたい」と意気込んだ。