台湾有情

奇抜、破天荒な統一選候補者

26日の台湾の統一地方選挙は与野党の全面対決の舞台となった。選挙期間中、地元メディアは主要政党の候補者を中心に紹介し、無所属候補や、ミニ政党の公認候補が話題になることはあまりなかった。

彼らは注目を集めようと奇抜なアイデアや破天荒な公約を発表し、話題づくりに必死になっていた。ある女性弁護士は選挙公報の学歴欄に「○○幼稚園卒」しか記入しなかった。台湾の名門大学を卒業後、米国に留学して修士課程を修了したが、「学歴至上主義を批判する」などと小学校以降の学歴を伏せたという。

また、男性の台北市長選候補は政見放送で「台湾北部にある大屯火山が2023年に噴火する。その対策法を知っている自分が市長にならなければ、みんなは助からない」と力説した。

高雄市長選に立候補した男性は「高雄を大陸への反攻の基地にする。今の中国をつぶして新しい中国を作る」との公約を発表した。

これらの候補はメディアに取り上げられたものの、いずれも落選した。ただ、例外もある。自分の名前を漢字16文字に改名した女性が嘉義市議に当選。ある男性有権者は地元テレビに、「名前が候補者の中で一番目立っていたから彼女の政策を読もうと思った」と説明した。彼女の工夫は奏功したようだ。(矢板明夫)

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