阪神の湯浅京己(あつき)投手(23)が30日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4200万円増の4700万円でサインした。今季の年俸500万円から10倍近い大幅アップに「ここまでは想像していなかった」と顔をほころばせた。
福島・聖光学院高から独立リーグBC富山を経て、2019年に入団した右腕。4年目の今季はセットアッパーとして59試合に登板し、2勝3敗、43ホールド、防御率1・09をマークし、最優秀中継ぎ投手に輝いた。
同僚の岩貞祐太投手からプレゼントされたというグレーのスーツに身を包んだ湯浅は、大きく飛躍した今季のパフォーマンスに「想像以上の出来だった」と謙虚に振り返った。来季は守護神候補にも挙がっており「2年連続のタイトルを目指し、全てにおいてレベルアップした姿を開幕から見せられるようにしたい」と意欲を語った。(金額は推定)