政府は30日、就職活動日程に関する関係省庁連絡会議を開き、令和8年春に卒業する学生の就活ルールに関し、専門性の高い一部人材の採用日程の弾力化を含め速やかに検討するとした。7年卒の学生については、広報活動を卒業する前年の3月以降、採用選考活動を6月以降、正式内定を10月以降とする現行日程を維持すると決めた。
人工知能(AI)をはじめデジタル関連などの有望分野では、外資系企業との人材獲得競争が激化している。8年卒の対応は、経営体力が限られる中小企業や学生の公平性も考慮に入れながら、来年3月末までに一定の方向性を示す方針だ。