29日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は小幅反発し、前日比3・07ドル高の3万3852・53ドルで取引を終えた。中国の新型コロナウイルス感染対策が緩和されることを期待した買いが優勢となった。
新型コロナ対策への抗議活動で中国景気が減速することへの過度な警戒感が薄れた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が30日に講演するのを控えて様子見ムードが強く、値動きは限られた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は3営業日続落し、65・72ポイント安の1万0983・78。
個別銘柄では、金融・旅行のアメリカン・エキスプレスや航空機のボーイングの上昇が目立った。保険のユナイテッドヘルス・グループは売られた。(共同)