日本貿易会会長「中国の抗議活動に驚き」 ゼロコロナ政策に懸念も

記者会見する国分文也日本貿易会会長
記者会見する国分文也日本貿易会会長

日本貿易会の国分文也会長(丸紅会長)は30日の定例記者会見で、中国各地でゼロコロナ政策に反対する抗議活動が起きていることに対し、「個人的にびっくりしているのは北京、上海、広州など大都市で同時に起きていることや大学中心に若い方々で、これは今までになかった。ロックダウン(封鎖)が生活に影響し、フラストレーションが根底にあるのではないか」と語った。

中国のゼロコロナ政策については「サプライチェーン(供給網)への影響が非常に大きい。コロナ禍から回復基調にあるグローバル経済にも影響している」とした上で、「中国での新しい活動やビジネスがしにくくなり、長期的には相当な影響が出る」と懸念を表明した。

また、米国経済の後退懸念が出ていることに触れ、「一番懸念しているのが米国経済だ。米連邦準備制度理事会(FRB)がどんなシナリオを描くかだが、(景気を引き締めすぎる)オーバーキルとなれば、グローバル経済に影響する最も大きなファクターになる」とも見方を示した。

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