ねずみ講運営疑い「みんなのたまご倶楽部」運営会社社長を逮捕

逮捕され、池袋署に入る運営会社「G-PEX」社長の峯岸妙光(本名・峯岸正治)容疑者=30日午後、東京都豊島区(関勝行撮影)
逮捕され、池袋署に入る運営会社「G-PEX」社長の峯岸妙光(本名・峯岸正治)容疑者=30日午後、東京都豊島区(関勝行撮影)

卵を買うだけで報酬を得られるとうたう、ねずみ講式会員システム「みんなのたまご倶楽部」を運営したとして、警視庁と福岡県警は30日、無限連鎖講防止法違反の疑いで、運営会社社長、峯岸正治容疑者(58)=東京都港区海岸=と元事務員、塩沢正人容疑者(63)=中央区日本橋中洲=を逮捕した。警視庁生活経済課は全国約1万人から総額計3億円を集めていたとみて実態解明を進める。

逮捕容疑は、令和3年10月ごろから、4年5月ごろにかけて、東京都や福岡県の50~80代の6人から計約31万円を入金させるなどし、無限連鎖講を運営したとしている。調べに対し、峯岸容疑者は「無限連鎖講ではない」と容疑を否認し、塩沢容疑者は容疑を認めているという。

みんなのたまご倶楽部は入会金1万円と、栄養価が高いとする約90個分の代金1万3900円を払うと毎月2万5千円の「報酬」を受け取ることができるなどと勧誘していた。

生活経済課によると、みんなのたまご倶楽部は新型コロナウイルス禍の令和3年10月ごろに発足。峯岸容疑者らは全国各地でセミナーを開催し、約1万1千人の会員を集めていたとみられる。

しかし、「報酬」の支払いや卵の配達が滞り、国民生活センターなどに相談が寄せられていた。生活経済課によると、会員のうち約8割が無配当だったとみられる。出資した額を上回る報酬を得ていたのは1割にも満たなかったとされる。

警視庁は、先に加入した人の報酬の支払いに、後から加入した人の代金を充てる、ねずみ講にあたると判断。警視庁と福岡県警は今年5月、無限連鎖講防止法違反容疑で、運営会社や関連会社などを家宅捜索し捜査を進めていた。

人たらしで冷徹…「たまご倶楽部」率いた峯岸容疑者は「金もうけの天才」自負

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