「交際禁止」違反で退学は違法 東京地裁判決、校則自体は認める

東京地裁が入る裁判所合同庁舎=2013年11月、東京・霞が関
東京地裁が入る裁判所合同庁舎=2013年11月、東京・霞が関

男女交際を禁ずる校則に反したとの理由で自主退学を勧告されたのは不当だとして、堀越高(東京都中野区)の元生徒の女性が、同校を運営する学校法人「堀越学園」に約704万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(村田一広裁判長)は30日、97万円余りの賠償を命じる判決を言い渡した。

判決は元生徒への自主退学勧告について「退学を事実上強制するもので、教育上の裁量を超え違法だ」と指摘。一方、校則自体は有効と判断し「学校の教育理念や方針を考慮すれば、男女交際の禁止によって生徒を学業に専念させるものとして、社会通念に照らして合理的なものだ」とした。

訴状によると、堀越高は校則で「特定の男女間の交際は、生徒の本分と照らし合わせ、禁止する」と規定。令和元年11月20日、当時3年生だった女性と男子生徒の交際を教員が把握し、面談した。女性が交際を認めると2日後、学校側は校長の判断として自主退学を勧告し、女性はその後、他の高校に編入した。

「男女交際で退学」は不当 堀越高元生徒が賠償請求

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