人生に確実に存在する3つのこと。死、税金、そして「オペラ座の怪人」―とも評された米ニューヨーク・ブロードウェーのロングランミュージカル、「オペラ座の怪人」(作曲、アンドリュー・ロイド・ウェッバー)が新型コロナウイルス禍の影響で来年2月に閉幕する。
ロンドン生まれとはいえ、ブロードウェーの「顔」といえる存在だ。「キャッツ」の公演回数を抜いた2006年に出演者らを取材したが、チケットの売れ行きは過去最高で、連日満席。誰もが怪人の舞台は永遠に続くと信じていた。
コロナの感染拡大でブロードウェーは約1年半にわたり興行中止を強いられ、昨年9月に再開した。しかし怪人には十分な客足が戻らなかったそうだ。