ADK、電通ライブも捜索 東京五輪汚職

東京五輪・パラリンピックのテスト大会を巡る入札談合事件で、家宅捜索のため電通ライブが入るビルに向かう捜査関係者=29日午前9時57分、東京都千代田区
東京五輪・パラリンピックのテスト大会を巡る入札談合事件で、家宅捜索のため電通ライブが入るビルに向かう捜査関係者=29日午前9時57分、東京都千代田区

東京五輪・パラリンピックのテスト大会関連業務を巡る入札談合事件で、東京地検特捜部と公正取引委員会は29日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、広告会社「旧アサツーディ・ケイ(ADK)」(東京都港区)と電通グループのイベント制作会社「電通ライブ」(千代田区)を家宅捜索した。

家宅捜索は25日、28日に続き3日目。事業を落札した9社のうち、8社が対象となった。広告業界トップの「電通」や2位の「博報堂」も含まれており、特捜部と公取委は、業界ぐるみで受注調整を行っていたとみて調べる。

談合が疑われているのは、テスト大会の計画立案などに関わる業務の一般競争入札。平成30年に計26件実施され、9社と、うち2社による共同企業体が落札。契約総額は計約5億3800万円だった。1件は入札する会社がなく、随意契約だった。

ADKは馬術会場など3件を1億400万円、電通ライブはサーフィン会場1件を約1100万円で落札していた。

9社と共同企業体はその後、テスト大会や本大会の運営業務を随意契約で担当。契約総額は少なくとも約200億円に上る。特捜部などはこうした本大会の運営業務に関する随意契約を見据え、テスト大会の計画立案支援業務の競争入札で談合が行われた可能性があるとみているもようだ。

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