「絞首刑は国際規約違反」死刑囚3人が提訴、大阪

大阪地裁=大阪市北区
大阪地裁=大阪市北区

絞首刑による死刑は、残虐な刑罰を禁じる国際人権規約に違反するとして、いずれも大阪拘置所に10年以上収容されている死刑囚3人が29日、国に執行の差し止めと計3300万円の慰謝料の支払いを求める訴訟を大阪地裁に起こした。

うち2人は再審請求中。原告側代理人の水谷恭史弁護士は「執行の実態を明らかにし、死刑を存続するべきかどうか世に問いたい」と話している。法務省は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

訴状で原告側は、死刑の唯一の執行手段として刑法で規定されている絞首刑は、耐えがたい苦痛を与える非人道的なもので、国際人権規約に違反すると主張。恐怖に長期間さらされて精神的苦痛を受けたとしている。

国が死刑執行の態様や時期などに関する情報を非公開としていることも、死刑の是非に関する国民の議論を妨げていると訴えている。

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