ソニーは29日、ダンスやフィットネスといった人の動きを読み取り、アプリ上で分身のアバターによる映像を生成できる携帯型の新端末「mocopi(モコピ)」を来年1月下旬に発売すると発表した。仮想空間「メタバース」などでの活用を想定している。販売価格は4万9500円。
手首や頭など6カ所に小型センサーを着け、専用アプリを入れたスマートフォンで動きを記録する仕組み。こうした技術は「モーションキャプチャー」と呼ばれ、元来は専用のスタジオやカメラが必要だった。子どもから大人まで幅広い世代で、キャラクターに扮して動画投稿するバーチャルユーチューバー(Vチューバー)などに挑戦する人が増えそうだ。
小型センサーは重さ8グラムで、厚さ11・6ミリ、直径32ミリ。使用する際は電源やケーブルを必要とせず、屋外で踊る様子も手軽に記録することができる。