ドイツなど強豪国が1次リーグ敗退危機も 29日から剣が峰の最終戦

日本-ドイツ 後半、決勝ゴールを決める日本の浅野=23日、ハリファ国際競技場(村本聡撮影)
日本-ドイツ 後半、決勝ゴールを決める日本の浅野=23日、ハリファ国際競技場(村本聡撮影)

【ドーハ=奥山次郎】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は全チームが1次リーグの2試合を終え、29日から剣が峰の最終第3戦が始まる。強豪国の中で苦しい状況にあるのは初戦で日本に敗れたE組のドイツで、F組のクロアチアとベルギーは直接対決が命運を握る。C組で黒星発進のアルゼンチンは2戦目の勝利で息を吹き返した。

世界が固唾をのんで見守っているのは、優勝4度を誇るドイツの動向だ。12月1日のコスタリカ戦に勝てなければ敗退決定で、勝っても日本対スペイン戦の結果次第となる。27日のスペイン戦で勝ち点1をもぎ取って可能性は広げており、フリック監督は「メンタリティーは抜群だった」とドイツ伝統のゲルマン魂に手応えを口にした。

前回ロシア大会準優勝のクロアチアと3位のベルギーは、直接対決で雌雄を決する。引き分けでいいクロアチアに対し、ベルギーは勝利が必須。クロアチアも敗れると敗退が現実味を帯びる。しびれる一戦に向けてベルギーのマルティネス監督は「選手が楽しんでいない」と流れを変えたい考えで、クロアチアのダリッチ監督は対照的に「休みを取りながら準備する」と自然体だ。

「最後のW杯」とエースのメッシが公言するアルゼンチンは窮地を脱した。敗れれば敗退決定だった26日のメキシコ戦に勝ち、30日のポーランド戦に勝てば1次リーグ突破が決まる。引き分け以下で敗退もあるとはいえ、スカロニ監督はメキシコ戦の勝利に「選手はよく戦った」と自信を深めていて視界は良好だ。

グループ1、2位争いにも注目が集まる。決勝トーナメント1回戦は各組の1位と2位が対戦する。1位で通過し、多少なりとも地力が劣っていたり本調子でなかったりする2位通過チームと対戦したいところだ。

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