住民投票条例案「まったく白紙」松下武蔵野市長

記者会見する武蔵野市の松下玲子市長
記者会見する武蔵野市の松下玲子市長

東京都武蔵野市の松下玲子市長は29日、市役所で記者会見を行い、住民投票条例を巡り「(昨年12月の市議会で否決された条例案と)同じものを出すのはちょっと違う」と述べ、今後提案する際は、前回の条例案と内容面で変化があるとの考えを示した。具体的な内容は「まったくの白紙」とし、上程時期についても「明言することは難しい」とした。

松下氏は3日に市内で催したシンポジウムで住民投票条例に触れ「制定に向けて取り組んでいきたい」と話していた。松下氏はこの発言について、住民投票制度の導入をうたい、投票資格などは「別に条例で定める」とする自治基本条例を引用し、投票制度の検討は「(自治基本)条例を作ったときからの考えだ」と強調。その上で「一度提案したものが(市議会で)否決された事実は重く受け止めている。(シンポでの発言は)市民や議会と議論を重ねる中で取り組んでいきたい、という趣旨だ」と述べた。

今後については「まずは市民理解を進めていく必要がある」として周知事業を徹底する考えを示した。具体的な条例案の検討手続きについては「(市役所)内部の検討会を作るのか、外部の有識者も入れるのか、市民参加などいろいろな手法がある」と述べた。ただ、具体的なあり方に関しては「(考えを)持ち合わせていない」とした。

住民投票条例再提出へ 松下市長がシンポで意向表明 東京・武蔵野市


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