命失った68羽の献花台、来園者手向け続ける 和歌山・アドベンチャーワールド

来園者が花束などを手向けた献花台=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド
来園者が花束などを手向けた献花台=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド

鳥インフルエンザの感染が確認され、飼育していた計68羽の鳥類が殺処分などで命を失った和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド(AW)」に設けられた献花台に、来園者が花を手向け続けている。献花台は営業を再開した25日から設けられ、手向けられた花束などの数は28日までで約160になった。

AWでは44種約850羽の鳥類を飼育していたが、10日にアヒルが6羽死んでいるのが見つかり、遺伝子検査で11日、鳥インフルエンザの感染が判明。家畜伝染病予防法の対象となるアヒルとガチョウ、ダチョウ、エミューの計57羽が殺処分された。15日にはモモイロペリカンの感染も確認され、5羽が安楽殺された。

AWは24日、命を失った68羽のために、もともとある動物慰霊碑前で慰霊式を開催。11日から臨時休園を続けていたが、25日に営業を再開するとともに、来園者のために慰霊碑前に献花台を設けた。

献花台には来園者が花束を手向け続けている。文章が添えられたものもあり、「どうか、安らかに」「68羽の鳥たちへ 遊んでくれてありがとう。たくさんの思い出をありがとう」などと記されていた。

花々は、手向けられた当日が過ぎると、そばの動物慰霊碑に移されている。

静岡県長泉町の看護師の女性(24)は「鳥たちは罪がないのでかわいそう。安らかに眠ってほしい」と話していた。

AWは当面の間、献花台の設置を続けるとしている。

会員限定記事会員サービス詳細