サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会のポルトガル対ウルグアイ戦が28日、首都ドーハ近郊のルサイル競技場であり、ドーハ日本人学校の児童らが試合前に出場選手とピッチに入場した。現地に住む子どもたちとの交流事業の一環で、参加した児童は「うれしかった」と晴れ舞台を興奮気味に振り返った。
児童らはポルトガルとウルグアイの国歌斉唱の間、選手と一緒に芝生の上に立ち、大観衆の歓声を浴びた。試合に勝って決勝トーナメント進出を決めたポルトガルの選手と手をつないで入場した堀江晃睦君(9)は同国のスター選手ロナルドが「目の前にいた」と喜んだ。
日本人学校の藤田直樹校長(62)は「W杯では日本代表を精いっぱい応援するとともに、子どもたちが世界に目を向ける機会にしてほしい」と話した。
カタールの在留邦人は約700人。約1カ月の大会期間中、地元の学校は休校となり、約30人の児童・生徒が在籍する日本人学校はオンラインで授業を実施している。(共同)