サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で、スペインに大敗したコスタリカが27日、強豪ドイツを破った日本に勝利した。コスタリカの記者は「1次リーグ通過争いに加わる希望は残った」と評価したが、決勝トーナメント進出には悲観的。E組は混戦模様となりメディアやファンの声もさまざまだ。
日本が23日に優勝候補のドイツを破ったことは各国に衝撃を与えていた。コスタリカ紙テハのフランクリン・アロヨ記者は「日本はもっと強く攻めてくるかと思った」とコメント。コスタリカは「守備重視の本来の姿だった。敵の選択肢を減らし、攻撃は少なかったが、効果はあった」と話した。ただ決勝進出の目は「非常に少ない」と指摘した。
ホルナル紙も日本戦での勝利は「気休め」になったものの、コスタリカは「生き返った人、というよりは(沈没した)タイタニック号に近い」と手厳しかった。(共同)