来季のサッカーJリーグ(J3)昇格が決まった「FC大阪」の選手らが28日、ホームタウンとする大阪府東大阪市の市役所で今季の報告会を開いた。近藤祐輔社長は「J3はスタートライン」と語り、クラブの新たな目標として、大阪・関西万博が開催される「2025(令和7)年にJ1入りを目指す」と宣言した。
FC大阪は今季、日本フットボールリーグ(JFL)で準優勝に終わった。だが「ラスト15分の得点率が昨季の4倍に上がった」(塚原真也監督)という攻撃的なサッカーで優勝争いをし、平成8年の創設から27年目で悲願だった「大阪で3番目のJリーグチーム」の目標を達成した。
市民ら約300人がつめかけた報告会で、キャプテンのDF坂本修佑(しゅうすけ)選手(29)は来季以降、「J2、J1へ昇格し、花園ラグビー場第1グラウンドを満員にできる魅力あるチームをつくる」と決意表明。一方、野田義和市長は「ホームタウン東大阪もサポーターとしてしっかり支える」とエールを送った。
DF美馬和也選手(24)が働く同市の障害者施設の女性職員は「みんなが感動する試合を続けてほしい」と声援を送った。