「今年は最高の出来」岩手県産の献上リンゴ

傷や色目を点検しながら一つ一つフルーツキャップに入れて丁寧に箱詰めする会員たち=28日、盛岡市内のホテル
傷や色目を点検しながら一つ一つフルーツキャップに入れて丁寧に箱詰めする会員たち=28日、盛岡市内のホテル

皇室に献上される岩手県産リンゴが28日、盛岡市内のホテルで箱詰めされ、東京に向け発送された。

岩手県産リンゴの献上は、昭和の初めに故秩父宮殿下が盛岡市にあった騎兵第23連隊に勤務されたのが縁で昭和15年から始まった。終戦後の一時中断を経て24年から再開された。

献上リンゴは岩手県内でも指折りの栽培農家15人が会員の蛍雪(けんせつ)会(紺野亮幸(りょうこう)会長)が栽培、会員が手塩にかけた「サンふじ」「はるか」「青林」の最上級品を箱詰めしていった。

細かな傷、色目の良し悪しを一つ一つ点検しながらフルーツキャップをかぶせ1時間かけて12箱(1箱28個)を詰め終えた。紺野会長は「今年は最高のリンゴができた。喜んでいただけるもの確信している」と話していた。

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