週明け28日の東京株式市場の日経平均株価は続落した。終値は前週末比120円20銭安の2万8162円83銭。中国の徹底した新型コロナウイルス対策による景気の先行き懸念から、投資家がリスクを回避する売りが膨らんだ。
東証株価指数(TOPIX)は13・69ポイント安の2004・31。出来高は約11億3200万株。
中国で27日夜から28日未明にかけ、コロナ対策として厳しい行動制限を強いる「ゼロコロナ」政策に反対する抗議活動が起きた。市民が政府批判をする映像が流れ、感染状況の深刻さに警戒感が広がった。
平均株価は朝方から幅広い銘柄が売られ、上海や香港など中国市場でも下落が確認されると売り注文は勢いを増し、下げ幅は一時200円を超えた。
前週末の米国市場でハイテク株主体のナスダック総合指数が下落したことも、相場の重荷となった。