黒田日銀、初の国債含み損8749億円

衆院予算委で答弁する日銀の黒田東彦総裁=28日午前、国会・衆院第1委員室(矢島康弘撮影)
衆院予算委で答弁する日銀の黒田東彦総裁=28日午前、国会・衆院第1委員室(矢島康弘撮影)

日銀が28日発表した令和4年9月中間決算で、保有国債の時価評価が簿価を下回り、8749億円の含み損が発生した。含み損が出るのは黒田東彦総裁が平成25年に総裁に就いて以降で初めて。米長期金利につられて日本の長期金利に上昇圧力がかかり、国債の価格が下落したため。

日銀は本決算と中間決算の公表時に保有国債の簿価と時価を公表している。令和4年9月末時点で簿価は545兆5211億円、時価は544兆6462億円だった。

長期金利は日銀が上限と定める「0・25%程度」近辺で推移していた。日銀は上限を超えないよう国債を無制限に買い入れている。

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