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カタールの街角から

痛感する歴史的円安、カタールライフに影響

多くの人でにぎわうスタジアム内の物販コーナー=23日、ハリファ国際競技場(小松大騎撮影)
多くの人でにぎわうスタジアム内の物販コーナー=23日、ハリファ国際競技場(小松大騎撮影)

熱戦が続くサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会だが、開催に伴う物価高騰に加え、歴史的な円安が日本人サポーターにとって悩みの種だ。場所によって差はあるものの、基本的にカタールの物価は「高い」と感じながら毎日を過ごしている。

現地通貨は「カタール・リヤル」。日本円で1リヤルは約40円になる。例えば空港では、500ミリリットルのミネラルウオーターが約480円、350ミリリットルのコーラが約400円だったが、スタジアム内ではさらに高い。ソフトドリンクは約600円で、小さな袋に入ったポテトチップスは約400円といった具合だ。一方、ドーハ市内のスーパーマーケットや個人商店では、カップ麺や飲料水などは日本とさほど変わらない価格で販売されていた。

甥と3回目のW杯観戦に訪れた千葉県市原市の男性(48)は「チケット代や宿泊代などで、少なくとも1人100万円はかかる。過去のW杯とはちがって、歴史的な円安がかなり痛手で、一食1千円は軽く超えてくる。懐具合はもう大変です」。また米国在住の主婦、大内智子さん(40)は「カタールの物価も安くはないと感じるが、米国ではさらに厳しいので」と苦笑する。

それでも、スタジアム内の物販コーナーには長蛇の列ができる。さらに、ドーハ中心部の「ファンフェスティバル」の会場では、1杯約1900円のビールは飛ぶように売れる。恐るべしW杯特需である。

大会のスローガンは「Now is All(いまこそが全て)」。「物価を気にせず、4年に1度の祭典を楽しもう」と頭では分かっているが、1リヤルでも安い飲食店を探し回ってしまう関西人気質は抜けないものである。(小松大騎)

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