金正恩氏の娘が再び登場…ICBM開発陣と撮影、体制の安定誇示

新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」開発の関係者らと写真に納まる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(手前右)と娘(朝鮮通信=共同)
新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」開発の関係者らと写真に納まる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(手前右)と娘(朝鮮通信=共同)

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮メディアは27日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が「尊貴な娘さん」とともに新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の開発に携わった「功労者」らと記念撮影したと伝えた。朝鮮中央テレビが放映した写真25枚のうち、正恩氏が写った21枚全てに正恩氏と腕を組むなど、父に寄り添う少女が登場した。

少女は北朝鮮メディアが19日に火星17の発射実験「成功」を報じた際に正恩氏の娘として初公開された。韓国の情報機関は、李雪主(リ・ソルジュ)夫人との間に生まれた子供3人のうち、第2子の「金ジュエ」さんとみている。9歳ぐらいとされる。

「核は次世代の安全保障」とのメッセージを込めた体制宣伝の一環とみられる。金体制の安定性とソフトさを内外に印象付ける狙いでも今後、公の場に娘が登場する場面が増える可能性がある。

正恩氏は火星17について「わが人民が自らの力でもたらした巨大な創造物だ」と称賛。「力と力の対決が勝敗を決する今日の世界で一番の強者になってこそ国と民族の現在と未来を守れる」と主張した。「限界のない国防力強化」に向けて核・ミサイル開発に拍車をかけるようにも指示した。

正恩氏は「世界最強の戦略兵器」である火星17を完成させたとして、開発部門の幹部らを昇進させ、金正植(キム・ジョンシク)党軍需工業部副部長と張昌河(チャン・チャンハ)国防科学院長を大将に引き上げた。火星17の移動式発射台には「共和国英雄」の称号が授与された。

会員限定記事会員サービス詳細