新型コロナ規制の緩和で、満を持していたように日本からのお客さんが増えている。久しぶりに韓国を訪れた彼らが異口同音に言うのが「物価が高くなりましたねえ」である。都心でランチの値段は東京以上で、ランチ後のコーヒーなど東京よりはるかに高い。定番の焼き肉も非常に高いし、冷麺でも1000円以上する。夜のお店の値段も平均的にはソウルの方が高い。
次いで出てくるのが「賃金はどうです?」という質問だが、こちらは日本と違って終始、上がっている。大企業の初任給は日本より高いし、最低賃金も時給1000円ほどで、全国でみると日本より上かもしれない。
つまり韓国は経済的にはもう先進国であり、観光客にとっては以前のように安く楽しめる所ではなくなったのだ。それにこのところの円安もあって日本からのお客さんにはダブルパンチである。