9月8日に96歳で死去したエリザベス英女王が、亡くなる直前に「後悔はない」と語っていたと、王室と親交のある作家ジャイルズ・ブランドレス氏が12月に出版する伝記で明らかにした。「女王は残された時間が限られていると分かっていて、それを受け入れていた」という。デーリー・メール紙電子版が26日までに報じた。王室は伝記の内容にコメントしていない。
女王は滞在先の英北部スコットランドにあるバルモラル城で息を引き取った。同紙が掲載した伝記の抜粋によると、女王は亡くなる直前の週末に英国教会の聖職者と過ごし、幼少時代や自身の馬、ロシアのウクライナ侵攻への悲しみについて語った。聖職者は、女王が「生き生きとして魅力的」で「信仰は彼女にとって全てだった。後悔はないと話していた」と明らかにしたという。(共同)