サウジアラビアのルナール監督は敗戦後の記者会見で「選手を誇りに思う」「われわれは死んでいない」と何度も繰り返した。アルゼンチンを破った初戦と同様、守備ラインを高く保ち果敢に戦った。前半にPKを失敗するなど1点が遠かったが、ボールを保持して何度も好機をつくり、隣国から大挙して押し寄せたファンを沸かせた。
歴史的大金星を無駄にせず、1994年大会以来の決勝トーナメント進出を果たすべく、次のメキシコ戦に全てを懸ける。監督は「歴史をつくるためにまた(国旗のカラーの)緑に染まったスタジアムが見たい」とホームのような大声援の後押しに期待した。(共同)