中国、台湾地方選は「民意を反映」

朱鳳蓮報道官(CNS=共同)
朱鳳蓮報道官(CNS=共同)

【北京=三塚聖平】中国国営新華社通信によると、中国で台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の朱鳳蓮(しゅ・ほうれん)報道官は26日夜、台湾の蔡英文総統が率いる与党、民主進歩党が大敗した統一地方選について、「この結果は、平和や安定を求め、良い暮らしをしたいという主流の民意を反映した」と評価する談話を発表した。

談話は「多くの台湾同胞と引き続き団結し、両岸(中台)関係の平和的、融合的な発展を推し進める」と台湾側に呼び掛けた。その上で「『台湾独立』の分裂や外部勢力の干渉に断固反対し、中華民族の偉大な復興という明るい未来を共につくる」と訴え、名指しは避けつつも米国との協力を深めている蔡政権を批判した。

10月の中国共産党大会で習近平総書記(国家主席)は、台湾問題について「祖国の完全統一は必ず実現しなければならず、必ず実現できる」と強い意欲を示し、武力行使も辞さない姿勢を示した。ただ、習政権にとってもリスクが大きい武力行使に至ることなく、戦わずに台湾側を屈服させたいのが本音とみられ、今回の統一地方選の結果も利用して硬軟両様の圧力をかけていく見通しだ。

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