「全力でスペインに挑んで」 落胆のサポーターも切り替え

コスタリカ戦が行われたアハマド・ビン・アリ競技場で声援を送るサポーター(村本聡撮影)
コスタリカ戦が行われたアハマド・ビン・アリ競技場で声援を送るサポーター(村本聡撮影)

【アルラヤン=小松大騎】サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグ第2戦で27日、コスタリカに敗れた日本代表。強い日差しの中、現地にはサムライブルーのユニホームに身を包んだ大勢の日本人サポーターが詰めかけ、力強い「ニッポン」コールを繰り返した。コスタリカの堅守を崩せなかったが、サポーターからは次戦スペイン戦での奮闘を期待する声が相次いだ。

4万人収容のアハマド・ビン・アリ競技場は、スタンドの多くが青色の日本代表カラーに染まり、多数の日の丸や横断幕が掲げられた。試合開始直前、長友佑都が両手を振り上げて観客席を鼓舞すると、顔に日の丸をペイントした人らが大歓声で応じた。

この日、競技場周辺には強い日差しが照りつけ、午前中から気温が30度を超える厳しい暑さ。ピッチでは給水する選手の姿が目立った。サンバイザーで日差しを避けるなどしたサポーターは総立ちになり、イレブンに最後まで声援を送った。

堅守速攻のコスタリカ。その守備をこじあけようと、日本は積極的な攻撃を繰り返したが、なかなか得点を奪えない。勝ち点3をもぎ取るべく日本は後半からドイツ戦のヒーロー、浅野拓磨らを投入。「浅野決めてくれ!」。大声援がこだましたが、コスタリカに一瞬の隙を突かれて1点を失うと、手で顔を覆いうつむくサポーターが続出。日本は先制を許した後も懸命に攻めたが、あと一歩及ばなかった。

敗戦に肩を落としたサポーターは、切り替えも早かった。島根県出雲市から来た団体職員の樋口和広さん(57)は「後ろを向いても仕方がない。次戦のスペイン戦に向けて全力で応援したい」と力を込めた。

東京都大田区の会社員、百瀬朋之さん(53)は、スタンドにいたメキシコ人に「W杯は祭りだぞ。楽しめよ」と励まされたという。「サポーター以上に選手の方が悔しいはず。切り替えて、思い残すことないサッカーで挑んでほしい」と願うように話した。

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