浪速風

物足りなさをどう補うか

出社してもふわふわと手持ち無沙汰に過ごし、いつの間にか姿が消えている「妖精さん」、2千万円の高給取りだが窓際族の「Windows 2000」など、ネットには若者が「働かないおじさん」を揶揄(やゆ)したさまざまな言葉が飛び交うが、米国では今、「静かな退職者」が話題だという

▶米紙などによると、実際に仕事を辞めはせず、必要最低限の業務はこなすが熱意は低く、会社への帰属意識も薄い会社員のこと。米調査会社が6月に1万5千人の会社員を対象に実施した調査では約半数が該当したというから、驚く

▶要因の一つと指摘されているのが、コロナ禍で広がった在宅勤務だ。興味深いのは、35歳以下の若手社員に帰属意識の低下が顕著で、「会社に自分を気遣い成長を促してくれる人がいる」との回答が大幅に減ったという。電話よりチャット、対面よりオンラインを好むとされる世代が感じている「物足りなさ」は、どう補えばいいのだろう。

会員限定記事会員サービス詳細