加藤勝信厚生労働相と高市早苗経済安全保障担当相は26日、凶弾に倒れた安倍晋三元首相の軌跡をたどる写真展「不屈の政治家 安倍晋三写真展~産経新聞カメラマンがとらえた勇姿~」(月刊「正論」主催)の会場をそれぞれ訪れた。
加藤氏は、自民党幹事長代理時代の平成16年の安倍氏の写真の前で「まだ若いねえ」と懐かしそうにつぶやいた。鑑賞した後、「特に外交で日本を引っ張ってこられたと感じた。私が官房副長官として同行した写真があり、その時の思いが蘇った」と語った。
高市氏は、安倍氏が東日本大震災の被災地の子供たちと触れ合う写真の前で「いい表情」と感慨を口にして立ち止まり、「子供たちの未来のために一生懸命働いていたのですね」と述べた。「どんな公務にも全力で心を込めて向き合っていたことが写真からよく読み取れた」とも強調した。
写真展は東京タワー(東京都港区)で12月1日まで開かれている。午前10時~午後7時(最終日は午後4時まで)。入場料1千円(税込み)。大学生以下無料。