原子力規制委員会前委員長の更田豊志氏が産経新聞のインタビューに応じ、政府が検討する原発の運転期間の延長や次世代革新炉の開発・建設などについて見解を語った。詳細は次の通り。
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原発の運転延長に関する制度案は国会が決めたことであり、制度を変えることに個人的な意見があるわけではない。ただ、原発が置かれている条件や状態によって個々に運転可能な期間は異なり、さらに40年、50年、60年と時間がたつにつれ、技術的には安全性の立証が難しくなる。だから制度が変わったからといって、必ずしも長く運転できるというものではない。