基地計画区域で石器発見 鹿児島・馬毛島、3万年前か

石器とみられる遺物が見つかった自衛隊基地の整備区域=10月、鹿児島県西之表市の馬毛島(市教育委員会提供)
石器とみられる遺物が見つかった自衛隊基地の整備区域=10月、鹿児島県西之表市の馬毛島(市教育委員会提供)

米軍機訓練移転と自衛隊基地建設計画がある鹿児島県西之表市の馬毛島で10月、約3万3千~3万年前の石器とみられる数点の遺物が見つかったことが25日、市教育委員会への取材で分かった。発見場所は基地の整備区域内で、付近で滑走路などの建設が予定されている。

市教委は10月11日に防衛省の許可を得て、馬毛島の全域で文化財調査を実施。石器は、島の中央部で数点が露出した状態で発見された。地質状態などから年代を推定した。調査は11月21日、22日にも行われた。

市教委は、石器を発見した場所が「埋蔵文化財包蔵地」の可能性が高いとみて、今後、文化財保護法に基づき、県教委に報告する。県教委が包蔵地に認定した場合、国と協議。建設工事が遺跡に影響すると判断されれば、県教委は発掘調査の実施を国に勧告できるという。

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