三重県伊勢市で平成10年、当時24歳の雑誌記者、辻出紀子さんが行方不明になってから24年となった24日、母の美千代さん(73)らが市内でチラシや新型コロナウイルス対策のマスクを配り、情報提供を呼びかけた。
美千代さんは、紀子さんが行方不明になってからの時間が共に暮らした期間に追いついたとした上で「今でも娘のことを忘れることができない。情報をお願いします」と訴えた。
三重県警伊勢署によると、紀子さんは10年11月24日午後11時ごろ、勤務していた市内の出版社を出た後、近くの駐車場に車を残したまま消息を絶った。今年10月までに100件の情報が寄せられたが、有力なものはないという。情報提供は同署、電話0596・20・0110。