ドイツから歴史的勝利に大興奮の日本人サポーター 「ジャイキリ達成」で外国人サポーターも味方に

逆転勝利した日本代表と喜ぶサポーター=ハリファ国際競技場(村本聡撮影)
逆転勝利した日本代表と喜ぶサポーター=ハリファ国際競技場(村本聡撮影)

【ドーハ=小松大騎】サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で強豪ドイツに劇的勝利を収めた日本代表。会場となった首都ドーハ近郊のハリファ国際競技場は23日、興奮のるつぼと化し、サポーターたちは抱き合って「ドーハの歓喜だ」と絶叫した。

約4万人収容のハリファ国際競技場。スタンドは約6割が日本代表のブルーの色に染まった。試合はドイツにPKで先制される嫌な展開に。ドイツの波状攻撃に耐える時間が長く続いたが、日本人サポーターは力強い「ニッポン」コールを繰り返し、拳を突き上げて選手を鼓舞し続けた。

すると後半、堂安律が同点ゴールを奪い、会場はお祭り騒ぎに。熱狂の最中、途中出場の浅野拓磨が値千金の逆転ゴールを突き刺すと、会場は地鳴りのような大歓声に包まれた。最初はドイツを応援していた外国人観光客たちも、途中から日本を応援し始め、会場は日本のホームと化した。後半アディショナルタイムのドイツの攻撃時には、ブーイングの嵐さえ起きた。

初陣で勝利を収め喜ぶ日本代表サポーター=ハリファ国際競技場(村本聡撮影)
初陣で勝利を収め喜ぶ日本代表サポーター=ハリファ国際競技場(村本聡撮影)

試合終了のホイッスルが響くと、ベンチから日本の選手らが一斉にピッチに飛び出し、歴史的な勝利を祝った。川崎市から来た会社員の古志歩早(こし・あゆさ)さん(35)は「感無量です。勝った瞬間は涙が出ました。本当に一生忘れられない最高の試合になりました」と笑顔をみせた。

また金沢市の自営業、連(むらじ)拓臣さん(23)は「試合前は正直厳しいと思っていたが、まさかの大金星で興奮が止まらない。同点に追いつくと会場中が日本を応援していた。みんなで勝ち取ったと思う」と喜んだ。

日本のユニホームを着て駆け付けたインド出身の会社員、モハメド・ファラージさん(23)も「サウジアラビアがアルゼンチンを倒したから日本も勝てると応援していた。連夜のジャイアントキリング(番狂わせ)が見れて幸せ」と声を弾ませた。

1993年にW杯アメリカ大会出場への夢を寸前で絶たれた「ドーハの悲劇」から29年後、その因縁の地で歴史的勝利をあげた日本代表。当時の主力だったラモス瑠偉氏のユニホーム姿で応援していた東京都渋谷区の会社員、上野太郎さん(42)は「まさに『ドーハの歓喜』が生まれた歴史的な日に立ちあえた。この勢いで1次リーグの首位通過を目指し、快進撃を続けてほしい」と語った。

会員限定記事会員サービス詳細