市施設に部落差別の手紙 被害届も検討

広島県尾道市の市施設に、被差別部落出身者を差別・脅迫する手紙が届いていたことが24日、市への取材で分かった。「人間ではない」「いつでもコロシたる」などと書かれていた。市人権男女共同参画課の半田敬二課長は「差別の現状を目の当たりにした」と話し、広島法務局に調査を要請したと明かした。広島県警への被害届も検討する。

封書は10月24日に届いた。便箋1枚に手書きの黒いペンで「ブラクミンのバカタレドモ」から始まる文章が書かれており、差別語も複数含まれていた。宛先は「解放会館」で、差出人の名前と電話番号もあった。市によると、法務局が調べたところ、差出人は実在するが、関係のない人物だった。他人の名前をかたったとみられる。

部落解放同盟広島県連合会の岡田英治委員長(70)=尾道市=は「人間の尊厳を傷つける卑劣な行為だ」と批判。同様の差別表現がインターネット上にもあるとして「差別を一種の犯罪とみなして禁止する法律が必要だ」と訴えた。

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