オーストラリア・シドニーで、薄紫色の花を咲かせるジャカランダの木が満開を迎えた。ブラジルから輸入した苗を育てたのが始まりだが、シドニーのあちこちで街路樹として植えられ、落ちた花びらで歩道は紫のじゅうたんのようになる。初夏の到来を告げる風物詩になっている。
例年は10月下旬ごろから咲き始めるが、今年は大寒波や大雨で気温が低かったこともあり、多くの木が11月になってから花をつけ始めた。
シドニーの高級住宅街キリビリにある公園は、ジャカランダを見に来た人でにぎわっていた。周辺は花の甘い香りが漂う。「紫のシャワー」を背景にして写真を撮り、ソーシャルメディアに投稿するようだ。(シドニー共同)