韓国、一転してウルグアイ戦での街頭応援開催 ソウル雑踏事故受け懸念も

ソウル中心部の光化門広場(共同)
ソウル中心部の光化門広場(共同)

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、24日にウルグアイ代表との初戦を迎える韓国で、150人以上が死傷したソウル市での雑踏事故を受けて当初は開催が見送られていた街頭応援が、一転して開催されることになった。街頭応援は国内12カ所で計4万人が集まるといった観測もあり、会員制交流サイト(SNS)では懸念の声が上がっている。

聯合ニュースによると、韓国政府は23日に中央災難(災害)安全対策本部を開催。24日のウルグアイ戦を控え、関係官庁に対して街頭応援で事故が起きないよう指示を出したという。対策本部の発表ではソウル中心部の光化門広場に1万5000人、水原ワールドカップ競技場に2万人など、全国12カ所に計4万人が集まると予想。聯合ニュースは「応援終了後に人が一斉に移動することによる事故を防ぐため、区域別に移動ルートを設定する。周辺の繁華街にも(警察の)機動隊を配置する」と報じた。

中央日報日本語版は23日、「ソウル市、街頭応援を許容…あす(24日)の夜、赤い悪魔(韓国サポーターの愛称)の叫び声で染まる」との見出しで街頭応援が開催されることを報道した。

10月29日に発生したソウル市の梨泰院(イテウォン)での雑踏事故を受け、韓国サッカー協会(KFA)は今月4日に「梨泰院惨事(事故)が起きてから1カ月も経過していない時点で、同じ管内で街頭応援を行うことが国民感情に合わないと判断した」とする声明を発表。一時は街頭応援の断念を明らかにしていただけに、一転して開催方針となったことにツイッターでは「また群集雪崩を起こすんじゃないのか」と事故を心配する意見が寄せられた。

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