サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会でドイツに逆転勝利した日本代表について、日本やドイツ以外の強豪国メディアも驚きをもって伝えた。
英紙ガーディアン(電子版)は、「ドイツは大会前の15試合のうち6試合で4点以上を挙げてきたが、最初の得点を挙げるのに33分かかったのは驚きだった」と、圧倒的にボールを支配されながら前半を最少失点で切り抜けた日本の健闘を評価。「8分間ですべてが崩壊した」と逆転劇を振り返った。
ドイツと並んで優勝候補に挙げられるフランスのルモンド紙(電子版)は、自国のデンベレ選手が記者会見中に、日本がドイツを破ったことを記者から聞かされて驚いた様子を伝え、「もはや弱い国というのは存在しない」と警戒を強めた。
代表チームが日本、ドイツと同じグループEに属するスペイン紙エル・ムンド(電子版)は、「残り15分で同点にするまで日本はドイツに圧倒された」としながら、日本の勝利を「(アルゼンチンを破った)サウジアラビアに匹敵する」と称賛し、「第2試合でのドイツ戦が楽しみだ」と自国のドイツとの次戦に向けて余裕を見せた。