〝豚骨スープ〟で観光カート疾走 排ガスはチャーハンの香り、宮崎

高千穂鉄橋からの絶景を楽しめる観光用カート=宮崎県高千穂町(高千穂あまてらす鉄道提供)
高千穂鉄橋からの絶景を楽しめる観光用カート=宮崎県高千穂町(高千穂あまてらす鉄道提供)

高千穂あまてらす鉄道(宮崎県高千穂町)が、観光用カートの燃料を豚骨ラーメンのスープからつくったバイオディーゼル燃料に切り替えた。脱炭素化に向けた取り組みで、排ガスはまるでチャーハンのような香り。煙たさも減り、乗客の評判は上々だ。

カートはディーゼルエンジンを積んだ駆動車と2両の客車で編成し、60人乗り。往復約5キロの路線を30分で運行する。沿線には地上からの高さが約105メートルの高千穂鉄橋があり、走行中は絶景が楽しめる。

豚骨ラーメンのスープからつくったバイオディーゼル燃料(左)で走行する、高千穂あまてらす鉄道の観光用カート=10月、宮崎県高千穂町
豚骨ラーメンのスープからつくったバイオディーゼル燃料(左)で走行する、高千穂あまてらす鉄道の観光用カート=10月、宮崎県高千穂町

軽油に代え、8月に導入したバイオディーゼル燃料は、福岡県の運送会社「西田商運」が開発した。同社は食べ残しのラーメンのスープからラードを分離して回収。固まらないように特殊な方法で精製し、燃料を製造している。

2005年の台風被害で廃線となった旧高千穂鉄道の線路を使い、あまてらす鉄道は09年から観光用カートを運行している。

旧高千穂鉄道の線路を走る観光用カート=宮崎県高千穂町(高千穂あまてらす鉄道提供)
旧高千穂鉄道の線路を走る観光用カート=宮崎県高千穂町(高千穂あまてらす鉄道提供)

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