大型ラグジュアリーSUVの激変 新型BMW X7試乗記

大幅な改良を受けたBMWのフラグシップSUV「X7」に、島下泰久がアメリカで試乗した。

内外装の変更ポイント

ファンの方ならBMWがモデルライフ途中で行なう商品改良をLCI(ライフ サイクル インパクト)と呼んで、単なるフェイスリフト=お化粧直し以上のアップデートを実施しているのは、よくご存知のはずだ。

しかしながら登場約4年を経て発表された新型BMW X7の変貌ぶりは、これまでのLCIの範疇を大幅に超えていると言って過言ではないだろう。見た目の印象、激変である。

水平2分割されたLEDヘッドライトユニットを用いるのは、その直後に発表された新型7シリーズと共通。BMW伝統の4灯式は……と思ったら、デイタイムライト/インジケーターにそのモチーフが継承されている。

キドニーグリルのサイズと形状は大きく変わっていないように見えるが、今回試乗した最高峰グレードのX7 M60ixDriveには「アイコニックグロウ」と呼ぶ輪郭の照明が備わった。

サイドビューには大きな変更は無い。元々X7のデザインは、最近のBMWのほかのモデルのように過剰なデザインに走らず、落ち着いていてシンプルにまとめられているだけに、この新しい顔ともマッチングは良いし、ますます威厳のようなものが高まって見える。リアビューも変更は小規模。テールランプがグラフィカルな3Dデザインとされている。

激変と言えばインテリアもそう。新たに採用されたBMWカーヴドディスプレイは12.3インチのインフォメーションディスプレイと、14.9インチのコントロールディスプレイを湾曲したパネルに内包したもので、「BMW OS8」と呼ばれる最新のシステムで駆動される。メーターグラフィックなどは、かなりスペーシー。スマートフォンのようにずらり並んだアイコンからアプリを呼び出すのは、走行中に扱いやすいかというと疑問だが、これも慣れるのだろうか…?

シートは3列が標準で、2列目は3人掛けと左右独立2人掛けが選択できる。

シート地は「Sansafin(サンザフィン)」と呼ばれる、いわゆるビーガンレザーが標準。但し、ヨーロッパ仕様だけは本革になるという。

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