カタール便り

マスク着用は異常? 奥山次郎

大勢の外国人観光客らでにぎわう地下鉄のホーム=ドーハ(小松大騎撮影)
大勢の外国人観光客らでにぎわう地下鉄のホーム=ドーハ(小松大騎撮影)

ドーハ市街、また各国の報道関係者が集まるメディアセンターで、マスクを着用しているのはごく少数だ。密閉空間で不特定多数と接する公共交通機関の地下鉄も同様で、日本にいる感覚で常時マスクを着用している自分が異常なのではないかと思えてくる。

新型コロナウイルスの脅威が去ったわけではない。ただ、世界各地から殺到する訪問者で〝人種のるつぼ〟と化しているドーハでは、外国人の冷静さを伴った楽観ムードと、対照的に日本人の「周囲に不快感を与えたくない」という気遣いの細やかさを改めて痛感させられる。

メディアセンターで話を聞いたイングランド人記者は、マスク着用に「もういいんじゃないの」と首をひねった。周囲を見渡すと、目立ってしまうのは明らかに着用派。状況の急変が考えにくい日本へ帰国した際、どのような光景に映るのか楽しみでもある。

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