北京春秋

大学生に流行る「集団四つんばい」

四つんばいになって歩き回る大学生の集団とされる動画(「微博(ウェイボ)」から、共同)
四つんばいになって歩き回る大学生の集団とされる動画(「微博(ウェイボ)」から、共同)

中国の大学生が、風変わりな行動に夢中になっているという。段ボールで自作した犬の模型にひもを付けて「散歩」させたり、みずから四つんばいになって屋外を集団で動き回ったりするものだ。交流サイト(SNS)にはこれらの様子を撮影した動画が出回っているが、大学生が小学生のような遊びを集団で楽しむ様子は奇妙そのものだ。

「集団四つんばい」は北京の中国伝媒大で最近行われ、その後に名門の清華大など各地の大学に広がったという。中国のニュースサイト、東方網は「精神的なプレッシャーを発散できる」という経験者の感想を伝えた。そのうえで「今の大学生の精神は理解できない」との世間の声に触れつつ、大学生が学業や就職など「各種のプレッシャーに直面している」ことが奇妙な行動の一因になっているとも分析している。

一方で、米政府系のラジオ自由アジア(RFA)は、中国当局の厳しい新型コロナウイルス対策で「多くの大学生は絶望状態にある」という論評を紹介した。北京の大学教授によると、大学生は「ゼロコロナ」政策下で大学の敷地外へ自由に出ることができない生活が続く。「閉鎖環境下でストレスは相当なものだ」と同情していた。大学生の奇妙な行動を笑えず、心配になるばかりだ。(三塚聖平)

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