8日に投開票された米中間選挙をめぐっては、最終結果がどうあれ、一つだけはっきりしていることがある。それは「最大の敗者」はトランプ前大統領(76)であるということだ。トランプ氏は15日、2024年大統領選に共和党から立候補を表明するとの観測が強まっているが、再選への道のりは平坦(へいたん)でない。
投開票から2日後の10日、トランプ氏の盟友とされたメディア王のルパート・マードック氏(91)が保有する保守系タブロイド紙ニューヨーク・ポストの1面には、苦々し気なトランプ氏の顔写真をあしらった風刺画が掲載された。
「トランプティ・ダンプティ」という見出しは、世界的に有名な英伝承童謡「マザー・グース」の一つ、卵男のハンプティ・ダンプティにかけたものだ。