米、ウクライナに移動式防空システム供与 イラン製無人機に対抗

ウクライナ防空の追加支援を決定した米国防総省(AP)
ウクライナ防空の追加支援を決定した米国防総省(AP)

【ワシントン=坂本一之】米国防総省は10日、ロシアの侵略を受けるウクライナに対し、空からの攻撃を防ぐ移動式防空システム「アベンジャー」4基など4億ドル(約567億円)の追加軍事支援を実施すると発表した。機動性の高いアベンジャーでイラン製無人機などを使った露軍の攻撃に対抗する。米国の対ウクライナ軍事支援は、ロシアによる2月の侵攻開始後で計186億ドルとなった。

追加支援では、アベンジャーから発射する地対空ミサイルも供与し、露軍のヘリコプターや無人機などによる攻撃を防ぐ。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は10日の記者会見で、「ロシアが巡航ミサイルやイラン製の無人機を使って重要な民間インフラへの攻撃を続けている」と指摘し、防空体制の強化は「ウクライナにとって非常に重要だ」と強調した。

支援ではこの他に、地対空ミサイル「ホーク」や高機動ロケット砲システム「ハイマース」用の砲弾に加え、高機動多用途装輪車両100両などを支援する。ウクライナの冬季に対応する寒冷地用の防具も支援する。

また、オースティン国防長官は来週、ウクライナ防衛のための関係国会合をオンライン形式で主催する。

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