晩秋の日比谷公園で魚介グルメ堪能 「全国&ふくしまお魚まつり」17~20日に同時開催

全国各地の魚介グルメが堪能できる「第8回ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル2022~全国魚市場&魚河岸まつり~」と、東日本大震災からの復興応援を目的とした「発見!ふくしまお魚まつり」が17~20日に、東京都千代田区の日比谷公園で開かれる。注目のブースを紹介する。

塩釜で海水煮詰めた「クラフトソルト」

兵庫・赤穂に伝わる伝統的な塩作りの製法を継承する天塩(あましお)(東京都新宿区)は、ブースに設置した塩釜で海水を煮詰めて作った「クラフトソルト」の実演販売を行う。

海水を煮詰める塩釜と天塩の鈴木恵社長
海水を煮詰める塩釜と天塩の鈴木恵社長

海水から作った塩は、海のミネラルを含み、まろやかな味わいが特徴。同社の鈴木恵社長は「塩は人が生きていくうえで欠かせないもので、伝統的な平釜製法で作った塩のすばらしさを伝えたい」と話している。

塩作りに使うのは、塩分濃度を3%から24%に濃縮した赤穂の海水。1回当たり10リットルの濃縮海水を入れ、弱火で2~3時間かけてゆっくりと煮詰めると、約1・5キロの塩ができる。「グラグラと沸騰させると、塩の結晶が崩れてしまうので、泡立たないよう火加減を調節するのがポイント」と、鈴木社長。

同社の「赤穂の天塩」シリーズは、江戸時代から赤穂に伝わる製法にこだわって製造されている。原料には、水質の良いオーストラリア西端のシャーク湾の海水を塩田で天日によって濃縮した「天日塩(えん)」を使用。天日塩を赤穂で再結晶させ、海水から塩を採取した残りの液体の「にがり」を加え、「赤穂の塩」を再現している。

塩釜で海水を煮詰めて作った「クラフトソルト」
塩釜で海水を煮詰めて作った「クラフトソルト」

会場の塩釜で海水を煮詰めて作った塩は、粒が大きいままで、マグネシウムやカルシウムといった海のミネラルを含んでいる。鈴木社長は「スッと消えるような口溶けで、塩辛いだけでなく、苦味なども感じられる。調理に使うよりも、出来上がった料理にパラっとかけて仕上げに使うのがおすすめ」と話す。

イベントでは、「小名浜さんま」ブースで、同社製品「天塩やきしお」を使った「さんまの塩焼き」を提供しているので、ぜひ試してほしい。

また、好みの塩にハーブやスパイスを選んで自分でブレンドする「マイスパイス」体験を楽しめるほか、週末の19、20日には、土鍋で海水を煮詰めて塩を作る体験ができるワークショップも実施する。200ミリリットルの濃縮海水を15分ほど煮詰めると約40グラムの塩ができる。

「キラキラと輝く結晶ができる様子を親子で観察して楽しんでほしい」と、鈴木社長は来場者を心待ちにしている。

唯一の肉専門ブース「ジビエト」初出店

シカやイノシシといったジビエ(野生鳥獣肉)をもっと身近に感じてもらうための情報発信を展開するポータルサイト「ジビエト」が、魚介グルメフェスティバルに唯一の肉専門ブースとして初出店する。ジビエは高タンパクで鉄分が豊富なヘルシー食材として注目を集めると同時に、農作物への被害を防ぐために捕獲されたシカやイノシシを食材として有効活用することは、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)に貢献することにもなる。ぜひこの機会にジビエ料理を体験してほしい。

猪ぐるぐるソーセージ
猪ぐるぐるソーセージ

「きちんと処理されたジビエは嫌な臭みがまったくない。イノシシの肉は甘い風味があり、初めて食べた人はこれがジビエかと驚くはず」

こう話すのは、飲食事業などを展開し今回のジビエトのブースを運営する「竹(ちく)りん」(千葉県茂原市)のジビエジャポン本部営業部長、阿部充成さんだ。

同社が3年前にジビエ事業に進出したのは、近くにジビエの食肉処理施設ができたのがきっかけだった。国が定めた「国産ジビエ認証」を受けた施設で、上質で安全・安心なジビエを供給していた。千葉県内でもシカやイノシシは農作物を食べたり、田畑を荒らしたりする被害が深刻なことを知り、ジビエの有効活用で地域に貢献したいと考えた。

今回のイベントで販売するのは、「猪ぐるぐるソーセージ」(1本800円)や「猪ロングつくね」(同700円)など。まずはジビエに関心を持ってもらおうと、インパクトは絶大で、〝インスタ映え〟する商品を用意した。

猪ロングつくね
猪ロングつくね

阿部さんは「これを機会に、より多くの人にジビエを楽しんでほしい」と期待する。

ジビエトは捕獲されたシカやイノシシが食材として有効活用されていることを伝え、ジビエの消費拡大を図ることを目的に開設。「ジビエを今より、ちょっと身近に」をキャッチフレーズに、ジビエに関する知識のほか、ジビエが食べられる飲食店やイベント、ジビエ料理のレシピなど、さまざまな情報を発信している。

ジビエトの担当者は「イノシシは肉食が禁止されていたその昔、獣肉を食べるのを忌んで隠語として〝山(やま)鯨(くじら)〟と呼ばれていたといういわれがある。海の幸に触れる機会にジビエにも関心を持ち、食べてもらえるきっかけにしたい」と意気込んでいる。

プロ仕込みの宅配魚介料理「ボンキッシュ」

国産の魚介類を使った上質な冷凍総菜を届ける宅配サービス「Bon Quish(ボンキッシュ)」が特別出店し、本来は会員しか味わえないメニューを限定販売する。手軽に味わえるプロのシェフ仕込みの本格的な魚介料理をイベントで体験してもらうことで、「魚を食べる機会をもっと増やしていきたい」(担当者)としている。

タイのソテー ピストーソース添え
タイのソテー ピストーソース添え

ボンキッシュは、食事セットの宅配などを手掛けるファミリーネットワークシステムズ(大阪市北区)と東京電力ホールディングス(HD)が、魚食の推進を通じて国内の漁業・水産業の振興に貢献することを目的に立ち上げた。

イベントでは、ボンキッシュのメニューをセットにして提供する。メイン料理は2種類から選ぶ。「タイのソテー ピストーソース添え」は、新鮮で身の厚いタイをソテーし、仏プロバンス地方の定番を冷製にアレンジしたソースを添えた。「鮭のクネル さわやかなハーブクリームソース添え」は、サケをふんだんに使って仏リヨンの伝統料理である円筒状のクネルを作り、サケの味わいを引き立てるクリームソースで食す。いずれも、フレンチレストランなどを展開する「かめいあんじゅ」で料理指導を務める藤井弘シェフが考案した。

鮭のクネル さわやかなハーブクリームソース添え
鮭のクネル さわやかなハーブクリームソース添え

サイドメニューも藤井シェフ考案メニュー。「タイのリエット さわやかな香草風味」と「スープ・ド・ポワソン マルセイユ風」のいずれかを選ぶ。フレンチの定番のパテのようなリエットは通常、豚肉を使うが、弾力のあるタイの身で作った。スープは、タイやスズキのあらを焼いて煮込み、魚のうま味をギュッと凝縮した。セットにはバゲットも付く。「おしゃれなランチにぴったり。週末には白ワインと一緒に楽しんでほしい」(担当者)。

ボンキッシュでは、毎月1回、月替わりで和洋中の魚介料理8品が届く定期購入コース(送料込み6400円)のほか、8品入りの「お試しセット」(同5760円)がある。詳しくはホームページ(https://bon-quish.jp/)から。

本場の味 冷凍「常磐ものイカスミパエリア」

「発見!ふくしまお魚まつり」に出店する東京・虎ノ門のスペイン料理店「エルトラゴン」が、イベントで販売する「常磐ものイカスミパエリア」を、お取り寄せして自宅でも味わえる冷凍商品として発売した。「常磐もの」と呼ばれる福島県産の魚介を使った冷凍パエリアの第3弾。産経新聞グループのさまざまなサービスが利用できるオンライン共通ID「産経iD」(要会員登録、無料)で購入できる。

常磐ものイカスミパエリア(完成イメージ)
常磐ものイカスミパエリア(完成イメージ)

エルトラゴンは薪(まき)の火で炊くパエリアが売り物の人気店。パエリアの本場スペイン・バレンシア地方で修業し、パエリアの国際コンクールで入賞した実績を持つオーナーシェフの栗原靖武さんが考案した。甘味が濃く弾力のある福島県産のスルメイカをぜいたくに使用。濃厚なイカスミとトマトベースのスープが絶品だ。フライパンに移し、中火でスープが沸騰したら弱火にして煮込むだけ。約10分で本場の味が堪能できる。

価格(送料込み)は2人前が3480円、4人前が5480円。イベントでは直径1・5メートルの巨大なパエリア鍋で150~200人前を一度に調理し、できたてを提供。鍋に具材で絵を描くパエリアアートも披露する。

冷凍パエリアの購入ページへ(産経iDの特設ページ)

第8回ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル2022~全国魚市場&魚河岸まつり~

主催:SAKANA&JAPAN PROJECT ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル実行委員会

発見!ふくしまお魚まつり

主催:発見!ふくしまお魚まつり実行委員会

開催期間:2022年11月17日~20日

会場:日比谷公園・噴水広場~芝生広場~にれの木広場

入場料:無料、飲食代別途

会場内の購入方法:現金または電子マネー(Suica、PASMOなど)

出店ブース数:約70ブース


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