9日午後4時半ごろ、京都府舞鶴市沖で、府立海洋高(宮津市)の漁業実習船が航行不能になったと宮津海上保安署(同市)に通報があった。現場海域周辺を管轄する福井県敦賀市の敦賀海上保安部によると、同校の生徒ら20人超が乗っているが、けが人や体調不良を訴えている人はいない。
京都府教育委員会も、船に乗っている教員と連絡が取れており、乗員全員の安全を確認していると明らかにした。曳航(えいこう)するため、敦賀海保の巡視船が現場に向かっている。
京都府教委によると、実習船は9日朝に高校近くの港を出発し、11日まで底引き網の実習を行う予定だった。
敦賀海保によると、船のスクリューに底引き網が絡まったとみられる。船の総トン数は258トン。