【ワシントン=大内清】米共和党のトランプ前大統領は、8日投開票の中間選挙で同党が上院の過半数を奪還した場合、少数党院内総務を務めるマコネル上院議員が、上院の最高実力者である多数党院内総務に就くことを「支持しない」と述べた。8日の保守系メディア、ニュースマックスのインタビューで語った。
マコネル氏は、昨年1月に起きたトランプ支持者による連邦議会議事堂襲撃事件後、支持者たちを扇動したトランプ氏に責任があると発言し、同氏との関係が悪化していた。
トランプ氏はマコネル氏について、「いい仕事をしてこなかった」と批判。マコネル氏の指導力に異議を唱えることで同氏を屈服させ、上院での影響力を高める思惑があるとみられる。