前半 生まれは「六本木ヒルズ」(前半は登録なしでお聴きいただけます)
陸軍大将、乃木希典(1849~1912年)は難攻不落の旅順を落とし、2人の息子を失いながら日露戦争を勝利に導いた功績や、敵将ステッセルに礼を尽くした「水師営の会見」などで、戦前は国民的英雄でした。
誤った「乃木愚将論」も語られましたが、旅順で多くの犠牲者が出た責任は乃木が一番よく分かっていました。明治天皇ご大葬の日、割腹して殉死したのです。
戦後はあまり教えられてこなかった乃木希典の生涯を、神田蘭さんが語ります。
後半 敵将への礼節と自責の念